忍者ブログ

ここもロクの小屋

更新がない日のつぶやきとか備忘録
HOME  >    >  [PR]  >  日記  >  谷山浩子ソロライブツアー
[93]  [89]  [88]  [87]  [86]  [85]  [81]  [80]  [79]  [78]  [77

[PR] 

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

谷山浩子ソロライブツアー 

 昨日の話ですが行ってきました。17時半開始の20時過ぎ終了。谷山さんいっぱいしゃべってました(笑)。昨日のライブで長くなりすぎたので、反省してタイトにやっているつもりだったとのことでしたが、全然そんなことなかったですよ(笑)。
 今回はいつもの石井AQさんと初めての松ヶ下宏之さんがバックについていたので、厳密にはソロライブではないという、そういう意味でもお得感のあるライブでした。

 

 最初の歌は『銀河通信』
 音響がいいのか悪いのかわからないなーって思いました。松ヶ下さんのギターはとてもよく響いて気持ちよかったのですが、肝心の歌声がよく聞こえなかったのです。バックお二人の演奏の音量が大きすぎたのかな……?

 

 この日の谷山さんは今までで二番目にラブリーだという、ピンクの花柄ワンピースで登場。「年齢的にどうなのよ」みたいなことをおっしゃってましたが、動いている谷山さんはとってもとっても可愛らしいので問題ないと思います!
 バックのお二人には「シックなシャツで」という指定がスタイリストさんから出ていたそうです。松ヶ下さんは白のシャツに黒のジャケットという「関西の人には地味すぎる(谷山談)」お姿。石井さんは青いシャツに黄色っぽいチョッキという出で立ち。今日は同行していないというスタイリストさんが「見たら泣くよ」というのは、やはり谷山さんの言葉。
 ここで客席から「鬼太郎みたい!」って声が飛びました。
 谷山さんも笑いながら、この前の会場でもアンケートが鬼太郎だらけだったと言ってました。「帽子の下に目玉の親父を仕込んでいるんだろう」というようなことがアンケートに書かれていたそうです。
「それ、今度やろうねv」
 って谷山さん言っていました。ぜひ、やってください。

 

 続いて「テーマ、現代人」という二曲。『意味なしアリス』と『たまご』
 意味なしアリスのさびの部分で松ヶ下さんのコーラスが入ったんですけど、松ヶ下さんのお声って、谷山さんと相性がいいと思いました。聞いていて非常に心地よかったです。
 バックの音量がでかいというのは、やっぱり思ったけれど……。
 でもでも、それでもさすがは谷山さん。
 私は谷山さんのファンになってからまだ浅いので、知らない曲も多く、この二曲も初めて聴いたのですが、知らないのにちゃんと歌詞の言葉がわかるんですよねー。声はほわほわ柔らかいのに、言葉はくっきりってすごいなといつも思います。
 意味なしアリス、とってもお気に入りの曲になりました。
 たまごの方は、すみません。あまり覚えてません。ちょっと暗めの曲だったかな……? ああやっぱりもっともっとCD買わないと。

 

 その後のトークでは松ヶ下さんの紹介第一弾がありました。電波少年の企画で、ロシアに飛ばされてストリートライブでお金稼いで自力で二本まで戻ってきて、武道館ライブをやるというのをしたそうです。
 どんなふうにさらわれて、どんなふうに飛行機に乗ってって話をしてくださいました。
 電波少年という番組をよく知らないのですが、企画の犠牲になる(笑)人たちは、目隠しで飛行機に乗せられるんですってね。で、入国審査の時、目隠しって怪しいじゃないですか。それ、目の病気だって言って通り抜けるんだそうです。
「それ、嘘じゃないですか」
 って谷山さんの突っ込みが入ってました。
 なかなか無茶する番組なんですね。

 

 そしてロシアといえば針葉樹というつながりなのかどうか(笑)お次の曲は『もみのき』。結構古い曲で、最近良さをご自分で再発見したとのこと。
 ただし、この曲を作ったときに見ていた木は「檜」だそうです
 お母さんがクリスマスに飾り付けをしたから、それがもみの木だと思っていたんだそうです。
 ああ、それと、もみの木の英語表記がどうなるのか、という話もしてました。
 針葉樹全般をさす単語はわかったけど、もみの木固有の言葉はまだわからないって言ってました。もみの木って日本固有だから、英語でそれに当たる言葉はないとも。そうなんですかね? ちょっと調べてみたくなりますよね。

 

 そして次はマイブームを語るコーナーに進み、現在谷山さんがはまっているのは「指揮者」だそうです。
 どういうことだろうと思ったら、テレビで見た西本智美さんという指揮者に惚れ込んだのだそうです。この方は私もファンなんですが、とっても美人でクールでかっこいいまるで少女漫画から抜け出したかのような(と谷山さんが言っていた)素敵な指揮者さんなのです。美貌と才能を併せ持つ人っているのねえ、と谷山さんでなくても夢中になってしまうような方です。
 名門ロシア・ボリショイ交響楽団「ミレニウム」の首席指揮者を務める西本智実さんは日本でもコンサートをたくさんされてますし、CDもDVDも出てますので、知らない方はぜひv
 でも、この方がワインやらカレンダーやら出していたり、CMにも出ているという話を、客席から聞かされた谷山さんは、ちょっとブームが盛り下がってしまったそうです。
 孤高のクールビューティーでいてくれた方が、きっと萌えられたんでしょうね(笑)。でもそれはきっと所属事務所やレコード会社の戦略だから、しょうがないですよ。

 

 そして、ここで某番組のおかげですっかりロシア通になってしまった松ヶ下さんから仕入れたという情報を披露した谷山さん。
 ボリショイ交響楽団とか、ボリショイバレエ団って聞くと、地名かあるいは権威ある団体の名なのかと思ってしまう「ボリショイ」という言葉、実は単に「大」って意味なのである。
「びっくりだよね。谷山ボリショイコンサートとかって、使えるよねこれを知っていると」
 というようなことを話してました。
 そういえば、そんな話を私もどこかで聞いたことがありました。でも、この日谷山さんから聞くまですっかり忘れていました。今度は忘れないようにと、ここに書いておきます。
 ボリショイは地名ではない。

 

 さて、指揮者とボリショイつながりで次の曲は『偉大なる作曲家』。
 イギリスのBBCでやっていた番組の曲だそうです。それを谷山さんが訳してレコーディングしたのだとか。何という番組だったのか名前を忘れてしまいましたが、国営放送なのになんだかブラックな内容を扱うお笑い番組だとか。ってこう書くとわけがわかりませんが、有名な番組なんだそうです。カタカナの長い名前だったから、メモしきれませんでした。確かにブラックユーモア風な歌詞でした。
 続けて同じ番組から『フィンランド』(これはレコーディングしていないそうです)。フィンランドへのあこがれを歌った曲、ということなんですが、「旅行先としては忘れられてる」とか「朝ご飯食べて夕ご飯食べて」、「そんな感じの国」とかって歌う、あこがれ?って首かしげちゃうような、やっぱり一筋縄ではいかない曲でした。
 さらに続けて『素晴らしき紅マグロの世界』。これは言うまでもなく、谷山さんご本人の曲。
 前に行ったライブでもここでも、「これは関西では受け入れられる」って谷山さん、言ってたんですけど、この曲のどういうところがことさらに関西なのか、私はよくわからないんですよね。
 もちろん好きですけど、他の曲と比べてどうしてこれが特に関西なのか。谷山さん的な関西がどういうものなのか、非常に気になる。

 

 続いて松ヶ下さんを知ろうのコーナーパート2。
 ロシアでの旅の様子を聞きました。ストリートライブをしていると、日本人というだけで珍しいから、結構聞いてもらえたそうです。お代もはずんでもらえたりとか。生の魚をもらったりもしたそうですよ。
 9000kmのシベリア鉄道には(谷山さんは一度9000mって言い間違えました(笑)、どれくらい駅があるんだろうねって強引に(谷山談)駅に話を持ってきて、次は駅の曲3曲へ。

 

『空の駅』 『骨の駅』 『顔の駅』
 またしても知らない曲だったのと、やっぱり演奏の音の方が大きかったのとで、あんまり印象に残っていません。空の駅はまだよかったのですが、骨の駅は怪しげな雰囲気を醸し出すシンセの音がわんわん鳴って、知らない曲なだけに全然歌詞がわかりませんでした。
 ライブ通してずっとそうだったんですが、伴奏が谷山さん自身が演奏されるピアノメインだと大丈夫なんですが、シンセやギターのわーんって鳴る音が入ると、とたんに歌が聞こえづらくなるように思えました。シンセでも、リズム刻む音なら大丈夫なんですけど、うなるように反響する音は正直なところ邪魔でした。
 座った席が悪かったのかな?
 でも、そういうのもまた、生で聞いている醍醐味ですよね。やっぱりCDとは違って、体に響いてくるし。歌詞が聞き取りづらいことを除けば、松ヶ下さんのギターの響きも、石井さんの音も、聞いている私の体の中でも鳴り響く感じがして、それは楽しかったです。

 

 その後は音楽のルーツを語ってみようということになったのですが、話が脱線しまくって、あんまりルーツは語られませんでした。
 大阪万博とか東京オリンピックとか、テレビを買いに行ったことを覚えているとか、昔のテレビはチャンネルを合わせるときにがちゃがちゃ回したとか、若い人は携帯がない生活なんて考えられないかもしれないけど、携帯なんてたかだかここ10年の話だとか、そういう時代を語るコーナーと化しておりました。
 そういう話を聞くと、谷山さんが私よりもずっと上の世代だということを改めて感じて、びっくりします。だって今目の前の舞台でしゃべってる人、とってもとっても可愛らしいんだもん! こんなにふわふわしたお嬢さんの口から、東京オリンピックを小学校のとき、テレビで見たとか聞かされると、本当にびっくりします。
 松ヶ下さんは1973年生まれって言ってたかな?  「若いね」って谷山さんがびっくりしてました。松ヶ下さんがまだ影も形もない頃に、もう最初のレコードが出ていたって。
 でもそんな世代の違う二人が今同じ舞台に立っているんだから、「同世代って言ってもいいよね」と最終的にはそんな結論に。「宇宙からみたら同世代だ」という、非常にスケールの大きな話となっておりました。
 じゃあ、この会場にいる人全員同世代って事になりますね。
 なんだか素敵な発想だわ。

 

 ルーツの話も一応ありました。
 石井さんは世界で一番売れたレコード「ダークサイドオブザムーン(狂気)」。カタカナ怪しい。確かそんな名前だったと。
 松ヶ下さんはお母さんが聞いていたオフコース(オフコースはお母さんが聞いてたの?とまたも谷山さんが驚愕していました)。あとは……なんだっけ。
 谷山さんはとあるブランドがテレビCMで使ったシシリエンヌの旋律に、なんて美しいメロディがこの世にあるんだろうと感動したのが、音楽に目覚めたきっかけだったそうです。CM、モノクロだったかも……とか、そんな話もしていました。

 

 続いてテーマ寂しい子供ということで、『よその子』と『テルーの唄』
 よかった! としか言えません。二つとも初めて聞きました。ってそんな曲ばかりですね。もうほんと谷山さんって曲がたくさんあるので、追っかけるのが大変でもあり楽しみでもあります。
 よその子は寂しい始まりですが、りりしい決意で終わる歌でした。
 歌のあとのトークでは「よその子」のイントネーションが話題になりました。「よ」にアクセントをつけるのか、「そ」にアクセントをつけるのか。私は「よ」ですね。谷山さんがどっちだったかは、忘れちゃいました……。やっぱり昨日のうちにレポを書くべきだった。アンケートで指摘されて、変更したけど、石井さんに聞いたら自分と同じだったから戻したって言ってたのは覚えてるんだけれども。多分「よ」にアクセントだったと思います。

 

 テルーの唄は手嶌葵さんの透明感も素敵ですが、谷山さんが歌うと深みが増します。テルーが歌っているとするならば、手嶌さんの歌声がぴったり。谷山さんだと、お母さんが子供に歌って聞かせているような雰囲気になります。
 手嶌バージョンは空にまたは自分に聞かせる唄。谷山さんは誰か人に語りかける唄になっているように思いました。

 

 続いてのトークコーナーでは、よその子のイントネーションの話から、松ヶ下さんのお父さんが転勤族で松ヶ下さんのイントネーションが混ざりすぎて参考にならないということに飛び、お父さんはヤマハ発動機にお勤めだったそうで、そのヤマハ発動機の社歌の作曲は実は谷山さんだという、意外なつながりが発覚しました。
 そこからさらに、ヤマハ発動機の人でもヤマハの楽器は安く買えるので、松ヶ下さんはバンド仲間に頼られていたとか、谷山さんの場合は生涯に一度だけ二割引になるということだったので最初のピアノはカワイのセールで買ったんだとか、いざヤマハに買いに行ってピアノを触っていたら店員のお姉さんに「ピアノはご趣味ですか?」と聞かれたことを今でも根に持っているとか、話がもうどんどんどんどん流れていきました。

 最後にたどり着いた話題がこの間谷山さんがやった抽選のこと。関西に行ったら絶対話そうと思っていたんだそうです。
 500円のお買い物で一回ひける福引きだったのですが、マッサージとか色々お金を使った後だったので、26回も挑戦できることになったのだとか。でもがんばって26回引いたら、全部4等(つまりはずれ)のメモパッドで、メモ26冊もらえることになったけれど大きな袋が抽選会場になくて、とりあえず小さい袋に10冊つめてもらったところで「もういい」って言って10冊だけもらってきたのだとか。

 

「で、思ったんですけど、関西の人ならちゃんと26冊もらって帰るんですか?」

 

 客席から「持って帰る」って返事をもらった谷山さんは嬉しそうに、「やっぱり関西ってそうなんだ」って笑ってました。そうか、谷山さんの関西ってそういうイメージなんだ。だから紅マグロの世界は関西なの?(やっぱりよくわからないけれど)。あの時ちゃんと26冊もらってきたら、今日ステージから投げられたのにね、なんてことも言っておいででした。

 

 思った通りだった関西の反応に満足したのか、続いてはパーッといける曲ということで、『カントリーガール』 『風を追いかけて』 『ドッペル玄関』
 パーッと盛り上がりました。
 特にドッペル玄関では、石井さんに促されてみんなで手拍子で盛り上がりました。
 でも、谷山さんのライブに来てる人ってみんなお行儀いいですね。手拍子してても姿勢がまっすぐ。私はふらふらリズムにあわせて動いてしまいました。
 なんかうるさいのがいるなあ、と当日思った方、それは私かもしれません(笑)。
 私の他にも3人はいました。動いている人(笑)。

 

 次がライブ最後の曲ということで、谷山さんから今日はありがとうのご挨拶をいただきました。
 大阪とか京都とか神戸とかはいつもライブやっているし、またやるので来て下さいね、後は(関西といえば)どこだ、奈良か。とか、そういう流れになったのですが、私の地元の県は名前があがりませんでした。
 うちにも来てね、谷山さん。いいホールありますよー。

 

 ラストは『カイの迷宮』。
 「よい春をお過ごしください」って(締めの挨拶を)言ったのに、寒い冬の曲だ。しまった!って言う谷山さんが面白かったです。
 後半の4曲は知っている曲だったからか、歌が聞こえづらいとか思いませんでした。
 うーんやっぱり、音響とか音量とかに文句つける前に、ちゃんと勉強してこいって事かな。次はもっともっと予習してから行きます。
 アンコールは『ここにいるよ』でした。

 

 さて、長くなりましたライブレポート。
 行けなかった我が妹に捧げます。お姉ちゃんがんばったよ(メモ取るのとか)。

拍手

PR

COMMENT

Name
Title
Mail
URL
Message
Color
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Secret  チェックすると管理人にのみ表示されます。

TRACKBACK

TrackbackURL:

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

管理人のサイト

最新コメント

[06/30 ぴゅーぴる]
[02/21 さわら]
[08/30 ロク]
[08/27 shioko]
[02/24 東海]

最新TB

ブログ内検索

バーコード

アクセス解析

忍者アナライズ

Copyright © ここもロクの小屋 All Rights Reserved.
Photo by 戦場に猫  Template by katze
忍者ブログ [PR]