銀河英雄伝説@TAKARAZUKA 宙組

涼しくなってきたので、パソコンを触るのが苦痛じゃなくなってきました

 

今日は、話題の（？）宝塚版銀英伝を見てきました

 

一階最後列下手で見てきました

原作を知らないと、話の流れはやっぱりつかみにくいかな
原作を知っていると、細かいところが気になるかな

小池作品にありがちですが、クライマックスが淡泊で、そこが一番の問題で不満点
「卿は嘘をついている」のセリフくらいは、いれればよかったのにと思います
それからやっぱり詰め込み過ぎな感じは否めない
もっとバッサリ切った方が、作品としての出来はよくなるはず

でも宝塚の事情的に、それぞれのスターに一場面あげないといけないというのがあるので、仕方ないというか、これはむしろ頑張ったと褒めるべきなのかもしれない

総合的にはよくやったと言いたいですね。原作ファンとしてもヅカヲタとしても合格点
楽しめました
舞台装置と群舞の使い方はさすが小池演出
宝塚なので、色々変わっているところはありますが、アリだと思います。原作と違うけど、原作を壊しているとは思わないので、充分受け入れられました。私は

人によってダメかもしれないのは、やっぱりヒルダとラインハルトの関係
二人の出会いがかなり少女漫画になっていて、ヒルダの性格も乙女チック
対するラインハルトも女性の扱いがかなりスマートで、ヒルダに対してもあたりが柔らかい
私はすごく好きだと思いましたが、許し難いと思う人もいるかもしれない
なんせ、ラインハルト→ヒルダの呼び方が「フロイライン」ではなく「ヒルダ」なんですよね～
多分、舞台だと、彼女はフロイラインって名前なんだと誤解される可能性があるので、敢えて名前呼びを採用したのだと思われるのですが、本当に早い段階からヒルダ呼びなので、すごーく馴れ馴れしくて、タラシっぽいんですよ
宝塚風乙女チックな二人は、私はアリだと肯定派ですけど、そこはさすがに気になりました
ヒルデガルドは言いづらいし、音が固いからヒロインっぽくないってのもわかるけども、それならマリーンドルフ呼びはダメだったのかなあ
まあお披露目だし、それなのにラブシーンと言えるようなところはないので、せめてものロマンス要素として愛称呼びを突っ込んだのかもしれません

ヒルダはほんとに可愛くなっていました
ただのラインハルトファンですね、あれは
秘書官になれて、やったぁうふふってはけるとこなんて、可愛すぎてきゅんってなりました
私は好きです

あとはアンネローゼの立ち位置というか雰囲気というか
ジークに対する感情の見え方が、好みじゃないという人はいるかもしれません
私はアニメやコミックより、彼女のあり方がわかりやすくていいと思いましたけど

変更要素は他にも色々ありますが、そこ変えたらあかんやろーと思えるところはありませんでした
あ、皇帝陛下はけっこう男前です

個人的に気に入ったシーンが二つ
トリューニヒトの演説シーンがすごく盛り上がる。ミュージカル見てる！って気分になれます
捕虜交換式典でキルヒアイスがユリアンに声をかけるとこは、彼の人柄がよくでていて感動もの

まぁさまがね～ほんとに上手くなってたの
低い声の出し方がちゃんとしてきて、いいキルヒアイスでした
結構ソロで歌うし、ラインハルトとも歌うんだけど、よく聞かせていました

他の人達も、初日映像より、断然上手くなっていました
歌も芝居もよくなっていました
それから、ちょい役の人も含めて、脚本にあるところだけじゃなくて、その奥にある原作を踏まえた役作りと演技をしてきているので、見ていて不快感を覚えるところがありません
ジェンヌさんたちはやっぱり勉強家ですね
これからもっともっと良くなるはずなので、楽しみにしているといい思います

あ、もしあなたが、ロイエンタールが気になる人だったら、出撃前夜の提督達のシーンは彼に釘付けでもいいと思います
階段に腰掛けてからのロイエンタールがエロくてやばい（笑
基本的に双璧の出番も活躍も少ないので、そこが最大の見所かもww
ただ、その場面、ロイエンタールに釘付けだと、ミッターマイヤーとエバンゼリンのいちゃいちゃは見られません。あしからず