ここもロクの小屋
かなくぎりゅう
取引先のおっちゃんに「字がきれいやな」って褒めてもらいました。
うわーい。ありがとー。でもおっちゃんとこが手書きのみ受付の書式やからこんなに字書かなあかんかってんで。ちっさい字びっしり書くの大変やってんから褒めるくらいしてもらわな割にあわへん(笑)
割に合うかどうかはともかくとして、社交辞令でも褒めてもらえたのは嬉しいのですが、私は自分の字が好きではありません。でかくてはっきりした字なので、まず読み間違いというのは起こらないし、読みやすいと言えないこともないのかもしれない。けど、達筆っていうのとは絶対違う。私のは形がはっきりしているけど、どこかとっちらかってる字なんですよ。
たぶん、軸がずれてるんだと思います。縦書きでも横書きでもきれいに見える人のって一本線が通ってるものですが、私は気をつけてもバラバラになってしまいます。単語一つくらいはまだごまかしがきくのですが、長い文章になるとどうにもこうにも散らかります。だから学生時代、自分のノート見直すのって嫌いでしたね。
友人にきれいな字を書く子がいまして、学生時代から私は密かに彼女の字をお手本にしていました。品があって、すっきりしていて、いつもうらやましいなあと思ってたのですが、先日彼女から「自分の字が大嫌いだ」という言葉を聞きました。自分の字が変だから直そうとしたことがあるけれど、結局ますます変になったとも言っていました。
そうかなあ。きれいだと思うんだけどなあ。
やっぱり、誰しも自分のものより他の人のものの方がよく見えるものなんでしょうか。
だとしたら、私の字も、自分で思っているより他の人にはよく見えてるのかも!? そうか、おっちゃんの言葉は社交辞令じゃなかったんだな。
ひゃっほう! 褒められたー。ばんざーい。
……疲れてなんかないよ。ええ、元気デスとも。