ここもロクの小屋
無駄だからこそ
いっそ見つからなかった方がよかったんじゃ。
なんのことかというと、この間大騒ぎして探していたものです。
昔作りかけていたとあるしろものなんですが、見つかってしまったのでこれは完成させねばとすっかり妙なやる気に火がついてしまいました。
私ってば集中力も根気もないくせに、妙に一直線なところがありまして、やるとなったら他のことそっちのけでのめりこんでしまうのです。
これ完成させても完成させたという達成感以外に得るものがないってわかっているのに、とまらなくて現在7割方できました。でもあと3割の道のりが遠いです。
完成しても使うの私だけって言うかむしろ私も使わないと思うんだけど。
それでも止まらない自分がちょっと愛おしい(バカだから)。
暗くて狭いところ
私は映画館が苦手です。
なんでかっていうと暗くて狭いからです。別に狭くないと思われるかもしれませんが、この場合の狭いは自分のためにあるスペースについてなので、つまりはあの小さな椅子に座ったまま暗いところに長く居続けるのが嫌なんです。
映画館の売りである大音響も大画面もかえって圧迫感を増すだけなので、私にとって映画館は暗くて狭い場所という印象なんです。
これがコンサートホールとか劇場なら、案外空間を感じることができるので、平気なんですけどね。音が迫ってくるんじゃなくて、広がっていく感覚があるからかもしれません。
と、そんなふうに自分の苦手を分析していたんですが、私の映画館嫌いの根本的な原因はそこじゃないってことが最近わかってきました。
単に集中力がないから辛いんだ。
わかってみればなんてことないんですが、映画館でみるとCMが入らないので、いったん話が始まれば2時間だか3時間だかずーっと見ていないといけないじゃないですか(当たり前だ)。それが辛いんですよねー。そんなずーっと画面に集中とか無理。どこかで休憩させてくれないとしんどいって。
これがコンサートだと、コンサートそのものは3時間くらいあっても、1曲1曲は短いから大丈夫。長い交響曲でもせいぜい1時間くらいだし、楽章ごとに区切りが入るから、実質集中するのは長くて30分程度だし。
休憩がないから映画館が嫌いなんだな。家で見るなら好きに休憩できますからね。
とまあそんな自分の駄目っぽいところをまたも発見してしまいました。
映画でも小説でも、話の途中で考察を始めてしまうので、区切りがないと考察が終わる前に次のエピソードが来てついていけないってものありますね。「ちょっと待って、今これについて考えてるから!」って言いたくなるんですよね。
理由がどうあれ、映画館が苦手だってことに変わりはないんですけどね。家でだらだら見るのが一番だ。
何の話かというと、「ピアノの森」にかなり興味があるのですが、映画館まで見に行くべきかどうか迷っているというただそれだけのことなんですけどね。
長いんでしょうか、この映画。
長くても楽しめるくらい素晴らしい映画なんでしょうか。
どーしよっかなー。