ここもロクの小屋
更新がない日のつぶやきとか備忘録
78個目
ブログの編集画面の使い方忘れたっていうより、そもそも作り自体が変わっていてまったくわからん……。タグも全部忘れたし……。サービスが終了していなかっただけありがたいというもの。
お久しぶりです。生きています。もういい年齢なので、仕事上の立場や責任があがり、すっかり仕事人間になっています。またパソコンもXP終了とともに自分のを手放したので、更新するには家族パソコンに触らねばならず、一時はサイト閉鎖も考えたのですが、書きたい気持ちはゼロではないので、残したのはいいものの、放置状態になってしまっています。
ブログくらいはたまに書けるかもしれませんが、トップページや漢字100題の目次の更新は難しいです。最近は4つの職場を行ったり来たりでウィークリーマンションやホテル生活をしております。仕事以外のことをしないと、体はともかく心が死ぬので、ここは消さずにおいて、書く意思だけは残しておきます。あとは時間だけなので、なんとか自分のマネジメントがんばります。
>78個目
お久しぶりです。生きています。もういい年齢なので、仕事上の立場や責任があがり、すっかり仕事人間になっています。またパソコンもXP終了とともに自分のを手放したので、更新するには家族パソコンに触らねばならず、一時はサイト閉鎖も考えたのですが、書きたい気持ちはゼロではないので、残したのはいいものの、放置状態になってしまっています。
ブログくらいはたまに書けるかもしれませんが、トップページや漢字100題の目次の更新は難しいです。最近は4つの職場を行ったり来たりでウィークリーマンションやホテル生活をしております。仕事以外のことをしないと、体はともかく心が死ぬので、ここは消さずにおいて、書く意思だけは残しておきます。あとは時間だけなので、なんとか自分のマネジメントがんばります。
>78個目
夕食後、コーヒーを淹れながらルナは物憂げにため息をついた。
あの顔はどうせあいつのこと考えてるだけや。
そう思ったチャコは、心配することも干渉することもしないと決めて声をかけなかった。
けれど、ルナは他に頼る人がいない二人暮らしであるため、チャコの無関心ぶりにめげることはなかった。ことさらに大きなため息をもう一度こぼすと、チャコの視線が自分に向いていないのを承知で話しかけた。
「不満がないわけじゃないの」
チャコは無反応だったが、ルナは続ける。
「でも、もっとこうしてほしいなあとか、こうだったらいいのにって思うことはあるの」
何についての話なのか、具体的なことを何も言わないのはルナのチャコに対する甘えの現れだ。何も言わなくてもわかってくれると、そう思っているのだ。しかも、自分がそう思っているということを、ルナ自身は自覚していないのだからたちが悪い。
わかってしまうウチもウチなんやけどなあ。
外には出さないため息をつくチャコの横で、ルナはうーんうーんと唸りながら、コーヒーカップを手に部屋をうろうろと歩き回る。
「そんならそのまま言ったったらええやんか」
結局放置しきれない自分に呆れながら、チャコはルナに対する呆れも声に乗せた。
「もっとこうしてほしいの~とか、こんなふうがいいの~って、ありのままにぶつけたらええんや。別に怒らへんやろ」
「うん、そうなんだけど、でも」
チャコがようやく相手をしてくれたというのに、ありがたいという素振りもなくルナは両手で包み込んだカップに視線を落とす。
「私が言うんだったら、私にも言ってほしいなあって思うんだけど、たぶん、何も言われないから」
まあ、せやろな。
たぶんというより絶対にない。
向こうは不満などかけらもないはずだ。何しろ「ルナが生きていているならそれでいい」という男だ。たとえそれが自分の隣でなくても、不満などはないだろう。それに「元気で幸せに」というのが加わればなおいいとか、せいぜいそんなところだ。
「言わへんってことは、なんも無いんやろ。気にすることないで」
「うん……」
うなずいてもルナの憂い顔は晴れない。
そのくらいはルナもわかっているのだ。
あとはもうウチは知~らん。
不満も不安も当事者同士で解決するしかないのだから。
ここまででも充分に親切すぎる対応をしたはずだ。
コーヒーが冷めるのを横目に、チャコは今度こそ無視を決め込んだ。
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78 不満
ルナは結構ぐちゃぐちゃ悩むほうなので、付き合いだしたら苦労するのは彼女のほうだと思ってる。付き合いだすまでの彼は苦労を苦労だと思ってないので、結局トータルでもルナのほうが大変……なのかも??
あの顔はどうせあいつのこと考えてるだけや。
そう思ったチャコは、心配することも干渉することもしないと決めて声をかけなかった。
けれど、ルナは他に頼る人がいない二人暮らしであるため、チャコの無関心ぶりにめげることはなかった。ことさらに大きなため息をもう一度こぼすと、チャコの視線が自分に向いていないのを承知で話しかけた。
「不満がないわけじゃないの」
チャコは無反応だったが、ルナは続ける。
「でも、もっとこうしてほしいなあとか、こうだったらいいのにって思うことはあるの」
何についての話なのか、具体的なことを何も言わないのはルナのチャコに対する甘えの現れだ。何も言わなくてもわかってくれると、そう思っているのだ。しかも、自分がそう思っているということを、ルナ自身は自覚していないのだからたちが悪い。
わかってしまうウチもウチなんやけどなあ。
外には出さないため息をつくチャコの横で、ルナはうーんうーんと唸りながら、コーヒーカップを手に部屋をうろうろと歩き回る。
「そんならそのまま言ったったらええやんか」
結局放置しきれない自分に呆れながら、チャコはルナに対する呆れも声に乗せた。
「もっとこうしてほしいの~とか、こんなふうがいいの~って、ありのままにぶつけたらええんや。別に怒らへんやろ」
「うん、そうなんだけど、でも」
チャコがようやく相手をしてくれたというのに、ありがたいという素振りもなくルナは両手で包み込んだカップに視線を落とす。
「私が言うんだったら、私にも言ってほしいなあって思うんだけど、たぶん、何も言われないから」
まあ、せやろな。
たぶんというより絶対にない。
向こうは不満などかけらもないはずだ。何しろ「ルナが生きていているならそれでいい」という男だ。たとえそれが自分の隣でなくても、不満などはないだろう。それに「元気で幸せに」というのが加わればなおいいとか、せいぜいそんなところだ。
「言わへんってことは、なんも無いんやろ。気にすることないで」
「うん……」
うなずいてもルナの憂い顔は晴れない。
そのくらいはルナもわかっているのだ。
あとはもうウチは知~らん。
不満も不安も当事者同士で解決するしかないのだから。
ここまででも充分に親切すぎる対応をしたはずだ。
コーヒーが冷めるのを横目に、チャコは今度こそ無視を決め込んだ。
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ルナは結構ぐちゃぐちゃ悩むほうなので、付き合いだしたら苦労するのは彼女のほうだと思ってる。付き合いだすまでの彼は苦労を苦労だと思ってないので、結局トータルでもルナのほうが大変……なのかも??
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