ここもロクの小屋
スカーレット・ピンパーネル 10年月組
行ってきました。
やっぱり楽しいです。
話のタネに一回くらいは宝塚見てみたいな~なんて考えている方は、その一回をぜひスカピンにすべきです。
ミュージカルは好きだけど宝塚ってなんか特殊っぽいし……とか、所詮宝塚でしょ?なんて足が向かない人は、だまされたと思って試しにスカピンに行ってみるといいと思います。
ていうかむしろ、ミュージカルって興味ないって人でも見ろ(笑)
全ての場面が見所で、しかもそれぞれの見所の色が全然違って、その上つなぎが秀逸。退屈してる暇なんてない。
今日もずーっと目が釘付けでした。
一回別の組で見てるのに。DVDまで買って何度も見てるのに。実況CDに至ってはすりきれるまで(?)聞いてるのに。それでも楽しかった。
作品自体の力はもちろん、役者さんたちの熱演にも大満足でした。
主演の霧矢大夢さんの歌は、前評判以上に素晴らしかった。舞台上ですごく生き生きしてました。ヒロインの蒼乃夕妃さんも綺麗で凛としていてそれでいて可愛いところもあって、とても魅力的。
あーやっぱり、スカピン大好きだ。
許されるなら、毎日でも見たい。
ショーヴランは明日海さん。ポスターやパンフの写真を見ていると、「裏町のどぶを見て育った」ようには思えない端正な美貌。没落貴族とか流浪の王子って雰囲気ですが、演じている姿には貴族っぽさは見えませんでした。むしろ悲しい中間管理職。迫力がないということではなくて、悲哀とか追い詰められている様子が非常によく感じられたという意味です。
ピンパーネル団のキャラは多分、星のときと設定は変わってないのかな。でも、演技は星のみんなに比べると大人しかったので、正直あまり区別がつかなかった。月が大人しいというより、星が過剰なのかも(笑)
恋人の女の子達も、星のときよりお行儀がいいように思いました。キャピキャピ度が低い。
星の熱さに慣れているので、少々物足りないような気もしたんだけど、今日は二階席観劇だったせいなのかもしれません。
楽しかったのはプリンス。「ここでもそこでも」では女の人のスカートめくってました(笑) プリンスは出番が少ないのがもったいないくらい。
そうそう、衣装のアドリブは「青、白、赤で、三色旗だ三色旗を着ている!って言われるのは?」でした。
今度は一階席で見たい。二階席も悪くないんだけど、音響は絶対一階席の方がいいよね。きりやんの歌を堪能するためにも、一階席観劇をしなくちゃなあ。