ここもロクの小屋
アニメ話もういっこ
次は何見ようかな~と番組表をめくっていたら見つけました。
「名探偵ホームズ」14日月曜から放送開始!
ひゃっほう! 絶対見るぜ!
ちなみにこのホームズは「犬」です。原作のホームズとは性格が全然違うとかそういう話の前に人間じゃないんだからもう何がどう変わっていても文句ないですよねもうほんと犬のくせにジェントルメンでかっこいいとかどういうことなんだでもいいけど私は犬派だし。
ともかく、月曜からのときめきの元が見つかりましたのでごきげんです。
ところで、マクロスFの話に戻りますが、最終回見たのにどうしてこんなにすっきりしないのかと考えていたんですけど、お風呂入ってたら思い出しました。
銀河は二つの種族が生きられるほど広くない→ヴァジュラがいる限り空は戦場になる→人類が生きるためにはヴァジュラを殲滅しなければならない。と来ていた流れに、侵略者は人類の方だ。勝手にテリトリー侵しておいて逆ギレすんなー!!っていう言い分がぶつかっていたのが最終回の手前だったのに、最終回で結局人類の敵は人類でしたというオチの中でそれがうやむやになっちゃったことが悔しいんだと。
生き残るために他者を殺すことは正義でありえるのかというテーマを扱っているのかと思ったら、最終回でいきなり「人は一人だからこそ他人を愛せるんだー」って言われたから呆然としたのでした。いやもちろん「愛」がテーマなのはわかってた。自己と他の境界とか、相互理解とか、そういうことも色々色々盛り込んだ主題だからこその超銀河ネットワーク云々で、いってみれば、侵略者どうこうの流れは大きなテーマの枝葉の部分でしかないのかもしれない。第一侵略者って言ったのはヴァジュラじゃないしな。
でも! あんだけ盛り上げたんだからそこはちゃんと決着つけようよ。せめて主人公の中だけでも。
いいのか? ヴァジュラ側はあれでいいのか? 人類が勝手にテリトリーに入り込んできた侵入者であることには変わりはないんだぞ? 母星に我が物顔で降りてこられてもかまわないのか?
クイーンを乗っ取ったギャラクシーを排除する分にはそりゃあ協力してくれるだろうよ。でも、それをもってヴァジュラとの和解とするのはフロンティア側が勝手すぎるような。
ヴァジュラは見かけによらず平和な種族で、人類は自分たちとは違う生き物なんだと理解した以上、これ以上の争いは起こらなくてめでたしめでたしってことなんだよねえ、あれは。
うんまあね、マクロスFの終わりとしては、ああいう解決でも別にいいかなと私も思うんだけど。なんだかんだであれはただの恋バナですって言われたらそれはそれでいいやとも思うんだけど。
でも、人類が他の星に移住するってことは人類が侵略者になる可能性があるっていうことだよ、というのは、テーマとしてすごく面白いと思うので、できればそこも突き詰めて欲しかったな―と。その辺りが私個人としては残念すぎる点なのでございますよ。
まあそのへんまでやろうとしたら25話で足りるわけないよね。わかってる。そんなとこまでできっこないってわかってる。
期待しすぎた私が悪いんだってわかってる。でもしちゃったもんはしょうがないわけで、最終回まで見てもやっぱりふーんとしか思えなかったよ!