ここもロクの小屋
慣れたところで
3時起きっていっても、人間何にでも慣れるもので、つらいのは最初の一日二日だけでした。三日目からは勝手に体が起きます。結局目覚ましはほとんど使いませんでした。
でも3時はやっぱり夜ですね。もう暗い暗い。静かだし。この辺りのこの季節の日の出は5時すぎくらいだっていうのがこの一週間でわかりました。5時を回ると少しずつ明るくなっていくんですよ。ただ、東に山があるので、本当に明るいと言えるのは5時半を回ってからですけども。
この夜明けの風景というのは、なかなかいいもんです。だんだん明るくなってきたなーっていうのを感じるのが心地よいのです。
でも月曜日からは6時起きの生活に戻ります。最悪8時起きでもぎりぎり間に合わないこともないという生活が始まります。せっかく3時に慣れたのに、人生ってままならない。
さて、そんな3時起き週間には、色々愉快なことがありました。主に愉快なのは私の言動で、愉快すぎて胸が痛いくらいです。
そのうちの一つなんですが、金曜日のこと。
電話に出たらいきなりものすごい勢いで怒鳴られました。なんだろう何を怒られるんだろうと、真っ青になって名乗り直したら、相手も普通に名乗られました。どうやら、こっちが電話に出たのに気づかず、電話の向こうで会話を続けていたようです。なので、私は何も怒られたりはしなかったのですが、電話を切った後も心臓がばくばくいってしばらく呼吸困難という状態でした。
怒鳴られたのが怖かったんじゃありません。
不意打ちの大きい音に弱いんですよ……。
怒鳴られたーとかじゃなくて、単純に大きな音っていうのが不快だったんです。電話のコール音も気に障るくらい、音に関しては悪い方に敏感でして。だから電話も1コール鳴るか鳴らないかで出るのが基本。たまに手がふさがっていて出られなくて、しかも他の誰も出てくれないなんてことがあると、一人でむかむかしています。
心臓に悪いアクシデントでした。
GWには「相棒」の映画を見に行きたいんですが、こんな状態で爆弾とか出てくる映画に耐えられるんかいなと自分のことながら不安です。
まあでも、きっと好きなものなら大丈夫ですよね。右京さんのコートのすそがひるがえるのを見たら、胸の痛みなんて……。いや、GWだからコート着ていないか。でも大丈夫。右京さんのサスペンダーを見れば、きっと胸の痛みなんて!
ほんまに大丈夫かいな。