ここもロクの小屋
ぺんたぶ
絵を描かない私には「ペンタブ」ってのは存在を知っているだけの道具で、使ったことないんですが、今日テレビで見たペンタブにはびっくり。
あんなに便利な代物なのですね。
ちなみに見たのは所さんの笑ってこらえての一コーナー、いけてる会社訪問の旅。
テーマは「いけてる筆記用具」だったので、ぺんてるとかパイロットとかに行くのかと思いきや、最初に訪問したのはとある大漫画家さんのところ。その方がお使いの道具がペンタブっていう流れでワコムに行くんですけど、その大漫画家さんがペンタブ使ってるってのにまずびっくりでした。もうかなりのご高齢だと思うのですが、最新の道具をお使いなのですね。これは大漫画家さんの心意気にも感動ですけど、そういう方でも使えるほど、使いやすい凄い道具なんだということなんでしょうか。
その方の使ってるパソコンはすごーい大画面で、高そうなやつでした。ペンタブの描画スペースもでかかったし。それにそれに一番びっくりしたのは、普通に紙に書くのと同じような感覚で描けるってことですね。
私が知ってるペンタブってのは、描画用の板の上でペンを動かすと、パソコンの画面にその絵が出るっていう形のものだったんですが、画面に直接描けるのもあるんですね。
いやまあ、DSでも画面に直接書いて操作するし、そういうことができるってのは知ってましたけど、プロのアーティスト御用達というのに応えられるレベルのものがあるとは知らなかった。技術は日々進歩してるんですね。このタイプのものはプロの世界では当たり前に普及してるんでしょうか。
もう一つびっくりしたのが、デジタルだと拡大縮小思いのままっていうのが、実際の作業でどれほど便利なことなのかということ。細かいとこを書くときは拡大して描くんだよと先生の描いているところを見せてくれたのですが、なるほどーってものすごく感心してしまいました。細かい作業が辛くなってきた年齢層に優しい機能だなあと。デジタルだからって若者向けって決まってるわけじゃないですね。
それからいくらでも重ね塗りできるっていうのも便利。画面全部同じ色で塗ってから細かいとこの色を重ねて描いていくという作業も紹介してたんですけど、それにも感動してました。なるほどーこうやって描いてるのかーと、いちいち新鮮でした。
普段絵を描いている方なら、当たり前のことなんでしょうけど、私にはまったくの未知の世界だったので、家族と一緒に「ほほーう」と声を上げながら見てました。
自分に縁のなかった世界を覗くと、面白いことがいっぱいあるなあと改めて思ったのでした。