ここもロクの小屋
こわれちゃった
うちのコンポは古いので音があまりよくありません。
でもちゃんと動くので捨てるのは可愛そうです。
でも小さい音がほとんど響かないので、歌ならともかく、pからfまで音量の幅の大きいクラシック曲を聞くには使えないという現実も辛く。
苦肉の策としてヘッドフォンを使っていました。
たとえコンポが新しくてスピーカーが良くても交響曲を大音量でかけるわけにはいかないし(近所迷惑だ)、まあこれはこれでいいかと思っていたのですが、
ヘッドフォンが壊れました。
コンポより先にお前が逝くのか!
まあねえ、ヘッドフォンも古かったからねえ……。
これを機会にものすごく高性能なヘッドフォンを買おうかなあと思っています。ちょうど誕生日だったし、自分用にプレゼントフォーミー(少し寂しいけど)。
でもどれがいいのかわからない機械音痴なあたくし。
しばらくは携帯MDプレーヤー付属のイヤホンに頼ることになりそうです。
まあこれはこれでいいか。
敬語と方言
「○○課長おられますか?」
「○○様来られました」
上の表現は私の周りでは普通に使われている敬語です。
私も別に違和感は感じません。
ところがこの表現を「おかしな敬語だ」と書いてあるコラムをとある雑誌でみつけてしまいました。
「おる」というのは謙譲語なのに、尊敬表現として使うのはおかしいというのです。「来る」にしても尊敬語に置き換えて使うべきではないかと。
「○○課長いらっしゃいますか?」
「○○様いらっしゃいました」
とするべきだというのですね。同じように「参る」も謙譲語なので、「参られた」としても敬うべき相手には使えないということになります。時代物の漫画や小説だとあふれてますけどね「参られる」。「神子殿が参られた」とか(笑)。
私の敬語は間違っていたんだーとやや落ち込んだのですが、この記事には続きがありました。その記事を書いた記者さんがビジネスマナーの取材で聞いた話というのがこれに続くのです。
なんと関西には「られ」を使って敬語にするという独特の作法があるので、「来られる」「おられる」は特に間違いというわけじゃないというのですよ。
私は関西育ちで現在も関西在住ですから、今まで通りでOKってことですね。ふう、やれやれ一安心です。
えーと、じゃあ、参られるにしても、京都が舞台の「遥か」なら問題ないってことになるんでしょうかね? 関西っていってもどの辺りまで通用するんでしょうか。
そういえば関西には「はる」という敬語表現もあります。
「○○さん来はった」
「先生が歩いてはる」
というぐあいに「はる」をつければ尊敬表現。仰々しくなく気軽に使えるので重宝する言葉です。
ただこれもどこまで通用するんでしょうか。よその地方出身のボスは私たちがこの「はる」を使っているのを聞くと嫌な顔をします。
それに「はる」は尊敬関係なく使う地域や場合もあるんですよね。
「蝶々さんが飛んではる」
とかって動物やもの相手に使うこともあるし。気軽に使えるけど案外一筋縄ではいかないのが「はる」という言葉だったりするのです。
同じ地域の人を相手にしているときは問題なくても、現代社会では身近にいる人の出身地も様々だし、電話で遠くの人と話すこともしょっちゅうだし、関西人だから関西敬語でOKとか安心しているわけにはいきませんね。敬語はやっぱり難しいです。
他の地域にも独特の敬語表現というのはあるんでしょうね。
おめでたいはなし
身近な二人に非常におめでたいことがありました。
そのおめでたいことによって、二人とはお別れしなければならなくなったのですが、二人の新しい門出を祝って、笑顔で送り出そうと思います。
お幸せにー。お元気でー。餞別はいらないけどブーケはとっておいて(笑)
ただ、二人が身近すぎて、二人の抜けた穴は私が埋めなければならなくなりまして。
この前の「あれやることになったから」で降ってきた作業に比べたら量はなんてことないし、帰宅時間が遅くなったりもしてないので、楽なはずなんですが。
私って本気で不器用だったんだなとしみじみする日々をここのところ送っております。
でっかい山を一つ作る方が、小さい山をたくさん作るより楽ですね……・。
まあ人によるのでしょうが、私は違うことをいくつも並行してやるのは向いてないんだと、わかっていたことなんですけど改めて痛感しています。
でもこれは苦手を克服する好機。これを乗り切ったら一つ大きくなれるわ!
と、前向きに頑張っています。
いろんな事を並行してこなせるようになってみせるぞ!
と、意気込みは熱いのですよ。
ただ、並行してこなす事柄の中に、「サイトの更新」を含めて「趣味」がすっかりぬけていた5月。
6月は趣味も充実させたいですね。
源氏香
土曜日に休みがもらえなかったので、インテはあきらめました。
ちゃんと体を休める日を作らないと後でえらいめを見る年なんだからと、そろそろ学習しました。夏は……夏こそは。
で、本日近所の図書館で源氏香の体験という催しがありました。寂しい心を慰めるために参加してきました。
源氏香というのは、要するに香りあてゲームです。5つの香りを聞いて(香は嗅ぐとか匂うじゃなくて聞くと言うそうです)、5つの内どれが同じ香りでどれが違う香りなのかを当てるのです。全部同じかもしれないし、全部違うかもしれないその組み合わせは全部で52通りもあるので、まず当たらないと言われましたが、本日挑戦した10名の内4名が当てました。今日の生徒さんは優秀だったみたいです。私は駄目でした。
解答は紙に書いて提出するのですが、それぞれの香を指す5本の縦線を横線でつなぐことで同じ香だということを表現します。一番目と二番目の香が同じだと思ったら、右から一番目の縦線と二番目の縦線をつなぐんですね。ただし、細かい図なので一目ではどうなっているのかわかりづらいため、解答用紙にはその記号と記号の名前を一緒に書きます。
全部で52もあるその記号の名前に使われているのが、源氏物語の巻の名前。源氏物語は全部で54帖あり、また貴族なら当然身に付いている教養であるということから、ちょうど良いと使われたのだそうで。最初の「桐壺」と最後の「夢の浮き橋」を省いて52としているのですね。
源氏香というから、源氏物語をイメージした香りを作ったのかと思っていたら、香りそのものと源氏物語は直接関係ないのですね。
源氏香の解答に使われるその記号は意匠としても優れているとされ、京都に行けばおみやげ物のあちらこちらにその記号が使われているのだそうです。今度言ったときには探してみたいですね。
ちなみに今日使われた香は非常に好みの香りだったのですが、私は聞き方が下手なのか、煙で口の中が少々やられました。私に雅は似合わないということかもしれません。
優雅に傷心を癒そうと思ったのに、中々思うようにことは運ばないものですね(笑)