ここもロクの小屋
バイオリンの音
今日は歩いて10分という近所のホールでやっていた弦楽四重奏のコンサートに行ってきました。
一時間弱というこじんまりとした演奏会でしたが、お値段も非常にお財布に優しいのがうれしいところ。
田舎なので、大きなオーケストラとか有名な演奏家というのにはなかなかお目にかかれませんが、こういう気軽に足を運べる企画はあるので、なんとなく音楽にひたりたいという時にはいい所です。
今日は乳幼児から入場OKという企画だったので、演奏中もずっと子供の泣き声とか色々響いていましたが、それも中々面白いものでした。
こっちもリラックスして聞けるしね。
中には大人より真剣に舞台に見入ってる3歳くらいの男の子もいまして、この子が将来月森くんとか志水くんみたいになるかと、私は思わずそちらに見入ってしまいました(笑)
途中でバイオリンの体験コーナーもありました。子供用の小さなバイオリンが用意されていて、会場に来ていた子供に弾かせてプロの方が伴奏をつけるという企画。
デモンストレーションとして、プロの方がその小さなバイオリンを使ってゴセックのガヴォットを弾いて下さったのですが、「プロの方が弾けばこれだけの音が出るんだー」と「プロが弾いてもここまでか」という二つの感想が浮かんでしまいました。
子供用の明らかに量産品というバイオリンでも、非常につややかな音がしていたのですが、やっぱりご本人の楽器を使ったときの音とでは比べものにはならず。
使う楽器でここまでの差が出るんだなあとしみじみ。
国内のコンクールでも1000万クラスの楽器を使うとかなんとか小耳にはさんだことがあるのですが、腕だけじゃなくて使う楽器でも差がついてしまうとは、厳しい世界ですね。
ある程度認められればスポンサーがついて、お金か楽器そのものを出してくれるんでしょうけど。
そういう意味ではピアニストは恵まれてるのですかね。コンクールに自分用のピアノ持参なんて聞いたことないし(そりゃそうだ)。みんな同じ条件で競えますし。
プロのピアニストの中には、コンサートのたびに自分用のピアノを持っていった人もいるそうですが、普通はホールのピアノ使いますよね。
自分で持ってなくても色々なピアノが体験できて、おいしい(?)のかも。
なんだか話がそれてしまいましたが、要するに非常に楽しいコンサートでしたということです。
来月も行こうっと。
ちなみにゴセックのガヴォットはこちらのサイト「クラシック MIDI ラインムジーク ~調和のひととき~」他、たくさんのところでMIDIが作られているので、聞いて見て下さい。CMで使われたりもしてるので、ああこれかって思うんじゃないかと。
ミーハー
一日中頭の中で流れているので、にぎやかなことこの上ない。
この間、あこがれの指揮者さんが振るというので、クラシックのオーケストラのコンサートに行ってきました。メインはドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」。
もうね、それがとってもとっってもかっこよかったんですよー!!!!
特に好きな曲というわけではなかったのに、その時からこれが私の一番好きな交響曲になってしまいました。特に4楽章がしょっちゅう脳内再生されるので、なんだか最近ずっとハイテンションです。
ほんとミーハーだわ、私。
開場前の会場前で(文字だからわかる文章だな)、指揮者さんの追っかけとおぼしき女性が記念写真を撮っているのに驚いたものですが、今はその気持ちもわかるかも。
次のコンサートでは、私もやろうと思います。
指揮者さんの看板と一緒にハイポーズ。
つきあって下さる方、切に募集中。
うがい
昨日の話の続きでちょっと思い出したんですが、少女革命ウテナでデュエリストが、たまごは世界でたまごの殻を破らなければひよこは死んでしまうとかなんとか、そんなことを言ってましたけど、あれはヘッセ?
いつだったかヘッセの詩を何かで読んだときに、これウテナだと思ったような記憶が今ふと蘇ったのですが、今ウテナの資料もヘッセの詩集も手元にないので確認できない。
全然違うかも。あーもう詩のタイトルもわからないし、詩の正確なフレーズもわからないから確認できないーと思っていたのですが、インターネット検索ってほんと便利。「ヘッセ 詩 たまご」←こんないいかげんなキーワードで出てきました。
「デミアン」という詩らしいです。「たまごは世界だ」というフレーズがあるので、やっぱりウテナのあれはここからとったのかなー。
なんにしても、ヘッセを読んでウテナだと思うんじゃなくて、ウテナを見たときにヘッセだと気づく方がスマートなんですが(笑)、まあ先にヘッセを読んでいたとしても私は気づくまい。ウテナで印象に残っていたからこそ詩を見て気づくのであって、詩が先だったら何の印象も残ってなかったに違いないよ。
ってこのことを書こうと思ったのではないのですよ。
実は喉と頭が痛くて。
ち、違いますよ! ボウケンジャーやアバレンジャーやマイトガインを熱唱したら当たり前だなんて言わないで下さいよ(言ってない)。それが原因じゃないんですってば。
ここのところ何に反応しているのかアレルギー性の鼻炎がひどくて、鼻水が止まらないのです。粘膜全部がやられているので目もかゆいし喉も痛い。始終鼻をかんでいるので、頭と耳の方にも影響が出てあちこち痛くて。
何に反応しているにせよ、アレルゲンを取り除かなくてはと鼻うがい(やっとタイトルに結びついた)にチャレンジしました。
今は鼻うがい用の液が売っていて便利ですよね。普通の水でやったら痛くて仕方がないけど、買ってきたその液は全然痛くなくて、少しだけすっきりしたような気分になりました。
でも慣れていないのでへたくそで、洗面台と自分をびしゃびしゃにしてしまいました。
今度からはお風呂でやろうと思います。
秋の日のヴィオロンの
今日定年間近のおじさまと世間話をいたしました。
「まだまだ暑いですね。でもやっぱり朝晩は冷えるようになりましたね」
世間話は気候のことから。セオリー通りにそう言った私におじさまが返して下さった言葉は。
「うらがなしやからな」
でした。
とっさになんのことやら頭の中が「?」でいっぱいになったのですが、これは私が鈍いからではないと思いたい。
これはつまりかの有名なヴェルレーヌの詩「落葉」の一節を持ち出されたのですよ。「秋の日の……身にしみてうらがなし」っていうところを使って、つまりは「秋だからね」と言いたかったのですね。
数秒後にそれに思い至ったのですが、会話は先に進んでいたので、「ヴェルレーヌですね」と言ってあげられませんでした。ごめんなさい、気の利いた反応ができなくて。
数秒後とはいえそれに気付けた私の教養もたいしたものでしょう?と自慢したいところですが、私がこの詩を知っているのは赤石路代さんの『P.A.』読んでいたからなので、おじさまの本物の教養とは比べものにはなりません(笑)。
ヴェルレーヌといえばもう一つよく知られている詩があって「ちまたに雨のふるごとく」というフレーズが出てくるのですが、私がこれを知っているのは「ガンダムX」を見ていたからです。
おたく知識でも教養と似たものが身に付くことも、ままある、と。
本物の教養を目指すべく、ヴェルレーヌの詩集でも読もうかしら。うらがなしの秋、だしね。
レンタル
私はあまりレンタルショップを利用しないのですが、妹は常連さんです。DVDをよく借りてきます。
忙しいのにいつ見てるのかと思ってたら、朝起きてから準備する間にかけっぱなしにしているようです。毎朝彼女の部屋から、何かしら大勢の話し声が聞こえくるから何ごとかと思いました(笑)
昨日カラオケに行ったついでに、また借りに行くというのでついて行ったのですが、その時妹が借りたのがGWの劇場版(と他にも色々)。
GWって略してもお若い方にはわからないんでしょうねえ。一昔前のアニメなんですが、その日のカラオケでそのOPを歌ったら映像がついてたので懐かしくなったんだそうで。
せっかくなので私も一緒に見ました。私も懐かしくなってしまったのと、当時TVシリーズは見ましたが劇場版は見ていなかったので、興味を惹かれまして。
感想は、私も年取ったなあ(笑)でした。
なんていうか、やっぱり若いときとは注目するところとか、キャラの心情に共感できる箇所なんかが違いますね。視野が広くなったのか、単に純粋さを無くしているのか。寂しいような複雑な心境です。
あ、劇場版自体はとても良かったですよ。面白かった。
妹と見ているので、いちいち細かいところにまで突っ込みまくってました。
次はTVシリーズ借りてこないとって妹が言うので、私も一緒に見せてもらおうと思います。
いっそDVDを買うといいと思うよ(妹に私信)。